こんにちは。大阪・河内長野で自己否定を自己肯定に変える心理セラピーをしています、心理セラピストの喜多村純子です。
今日はセラピーを受けていただく方の悩みの中でもよくある問題、どこにいても私はここにいてはいけない、居場所がないと感じる悩みについてお話していきますね。
自己否定は幼少期の親との否定的な関りが原因
最近、アメブロで心理のことを書いているのですが、こちらの記事ここにいてはいけないと感じている理由という記事のアクセスが多く、やはり自分に居場所がないと感じている人が多いのだなと改めて感じました。
いつも居場所がない感覚がある
どこにいてもここにいてはいけないと感じる
ここじゃないどこかに逃げたい
セッションの現場でも、居場所がない感覚がある方は非常に多いのですが、その方たちの共通点は、幼少期に親から否定されてきたという過去があるということです。
自己否定にひそむ親との歪んだコミュニケーション
例えば
朝起きておはようと言っただけで
「何しとるんや！顔は洗ったんか！」
といきなり怒られたり。
学校の先生になりたいと言えば
「学校の先生は大変だから、無理よ！」
と最初から否定されたり。
誰かの事を褒めたり好きだと言えば
「そんな人たいしたことない！」
と好きな人も否定されたり。
↑の事例は全て、私の話なのですが（苦笑）、こんな風に何を言っても否定で返ってくるコミュニケーションの中で育つと、子供は無意識に私が何を言っても否定されるという感覚を持つようになります。
すると、生きる姿勢がどうやったら怒られないか？何をしたら否定されないのか？と、相手の否定を避けることを選ぼうとする生き方になってゆきます。
「何をしたら怒られないか」
「どこまでは許されるのか」
「何をしたらＯＫなのか」
と、無意識に親や周りの人の正解を探しながら生きるようになっていきます。
周りの顔色ばかり見てしまう、気を遣い過ぎてしまう
そしてこの感覚は大人になっても続くので、対人関係はいつも相手の許可ありきになっていきます。
- 話すときにいつも相手の顔色を見てしまう
- 不機嫌な人を見ると怖くなる
- 周りの空気が悪くならないように気を遣いすぎる
- 自分が我慢すればいいかと、自分を抑えがち
など、自分の気持ちを飲み込み、我慢しているから対人関係に苦手意識や、生き辛さを感じやすくなっていくのです。自分を否定していないといけないから対人関係が苦しくなるわけです。
常に自分を否定しながら生きる・・・この状態が続くとどうなるでしょうか。
そう。当然、生きているのが苦しくなります。自分の気持ちはどんどんわからなくなるし、相手の気持ちばかり優先して飲み込んでいるので苦しくなるし、でもそれを出す事も出来ない。
我慢し続けるのは苦しいけど、我慢をやめることはもっと怖いというダブルバインドの状態が続くことになってゆきます。
そんな自分や自分の人生をあなたは好きになれるでしょうか？何よりも、その状態で人と温かく心地よい関係性を築いていくことは出来るでしょうか。
自己否定をやめて、自分を肯定して生きる為に必要なこと
自己否定や人間関係で悩んでいる人の多くは、周りが自分を肯定してくれたら楽になれるのではないか？周りが自分を大事にしてくれたら自分を肯定できるようになるのではないか？人から認められるすごい人になれたら自信が持てるんじゃないか？
そう思っていたりします。確かにその気持ちは私もよくわかります。人から認められたい、大事にされたい、肯定されたいと思うことが悪い訳ではありません。
でも、そもそも自分が自分を否定し嫌っているとしたら、自分を否定していたいとしたら・・・周りの人からの優しさや温かさを受け入れて信じられるでしょうか？
答えはノーです。
自己否定をしている人はどれだけ周りから愛情をもらえたとしても受け取れない、信じられないと感じてしまうことがほとんどです。なぜなら幼少期からずっと否定を受け入れる事が人との関わりのベースになってきたからです。
優しく大切にされるよりも、お前はダメだカスだと言われる方がリアルな関りを感じられる環境の中で生きて来たからです。だから無意識に否定を探す行動をやめられないという現象が起こります。
自己否定の問題を解決する為に必要なのは、親との間の否定の関りを卒業する事です。
否定を飲み込み、自分を卑下しておとしめなくても人と対等に関り繋がれるようになるために、きちんと親との関係を卒業することが必要です。
否定されてばかりの関りは嫌だった！と、幼少期の感覚をきちんと癒し自分の尊厳を守るために正当な怒りを開放してあげることが大事です。
そうすると自分で自分を肯定する感覚が育ち、誰かに居場所をもらうために自己卑下することなく、我慢して自分を殺したりしなくても、自然体の自分のままでここにいて良いんだと思えるようになっていきます。
あなたの人生はあなたのものです。
あなたの価値はあなたが決めて良いんです。
他人に自分の人生の主権をゆだねず、自分が自分の人生の主体者として生きられるようになることが、自分を肯定して生きる、自分を信じて生きられるということだと私は思っています。
あなたが自分の人生を生きられるように、ぜひセラピーでお手伝いさせて下さいね。
