Natureでご提供中の心理セラピーは、古くから知られている交流分析に基づく再決断療法や感情処理法をベースにゲシュタルト療法で使われるエンプティチェアのワーク等を使って行っています。
セラピストとして活動してきて早くも10年。延1000人を超えるクライアントさん達のセッションをしてきましたが、過去に受けて下さった方からは、たった1回のセッションで感覚ががらりと変わったとか驚きと喜びのお声を沢山いただいております。
人は常に無意識化の思い込みに縛られている
人は無意識下の思い込み(認知)によって行動を選んでいます。
- 失敗したら居場所がなくなる、だから頑張る
- 人が怖いから人を避ける、だから引きこもってしまう
- 言いたいことを言うと嫌われる、だから良い人でいる
- 自分は何をやってもうまく行かない。だから新しいことに挑戦しない
- しっかりしていないと人に認めてもらえない、だから弱みは見せない
- じっとしているのが怖い、だからずっと働き続けている
- 目立つのが怖い、だから人の下にもぐっている(リーダーなどを避ける)
などです。
これらの思い込みを認知行動療法では、非適応的認知と言うのですが、この非適応的認知の特徴は、根拠のない憶測をしてものごとを悪くとらえてしまう特徴を持っています。
Natureでの心理カウンセリングでは、この非適応的認知を適応的認知に変えていけるように、偏ってしまった認知のゆがみをお話を聞いたり、ワークシートなどを使いながら整えていきます。
しかし。認知のゆがみを解きたいと思っても、この非適応的認知からどうしても離れられない、むしろ認知のゆがみを取ろうとすることに強い抵抗が起きたり、激しい怒りがわいてくるという方もいます。
どうして自分が変わらないといけないの?とか、どうして自分が相手を受け入れないといけないの?と言う風に、怒りの感情が起きたり、自分に優しくしよう、自分を受け入れようとすると動悸がしたり、余計に不安定になってしまうという症状が出るような方です。
こうした方には認知行動療法をベースとしたカウンセリングだけでは、根本的な生き辛さを解決する事は難しいため、感情を扱う心理セラピーを受けられることをお勧めしているのです。
心理セラピーが必要な人とは
認知行動療法を用いたカウンセリングだけでは症状がなかなか改善しないという方が抱えているいるのが、心のトラウマの問題です。
- お父さんに殴られていた
- お母さんに罵倒されていた
- 性的虐待にあった事がある
- 家庭や学校でのいじめの体験
- 両親の離婚、死別体験
こうしたトラウマ経験を持っていると、人はまずこのトラウマを避けることを最優先に生きるようになります。
防衛本能とか防衛反応とか言われるものですね。まずは自分を守る事が最優先になるために、未来を考えるとか思考を変えるとか、自分を安心させるという選択が出来ないために
避ける・逃げる・固まる
と言った反応でしばられた状態になってしまいます。
認知行動療法の前に心理セラピーが必要な理由
そうした方にはまずそのトラウマを軽くすること。
幼少期の親子関係や家族関係を振り返り、過去に起きたトラウマをきちんと整理して感情の開放を行うセラピーを行うことで、避ける・逃げる・固まるしかなかった状態から、今を感じて生きられる状態に変えていきます。
そうすると
- 失敗しても死ぬわけじゃない
- 自分はすべてダメな訳じゃない
- 世界は怖いものだけじゃない
- 自分を受け入れてくれる存在はある
など、過去のトラウマに囚われた状態から、新しい視点を見れる感覚に自然と変化していきます。
その経験が、心理セラピーを通して自分の手で過去を完了させることが出来たことが、自分の人生を取り戻せた自信になっていきます。
子供の時は何も言えず固まっていただけだったけど、今の大人になった自分には行動する力がある、選択できる力があるのだという気付きが自分の生きる力への自信を取り戻すことにつながるからです。
トラウマは人生を苦しめる辛いものです。
ですが、そのトラウマを乗り越える力を感じられた時、人は自分の人生に希望を持てるようになっていきます。そして何よりも、そんな辛いトラウマを抱えても今まで生きてきた自分自身への誇りも取り戻せるようになり、自分の存在を肯定する立ち位置に立てるようになるのです。
このトラウマのワークを受けて頂いたクライアントさん達からは、視界が明るくなった、息がしやすくなった、人の目を見て話せるようになった、自分の身体を感じられるようになった、など、大きな変化を感じられたと沢山のご報告を頂いており、非常にパワフルで大きな力を発揮するセラピーです。
本当の自分の人生を生きるために
人の生きづらさは幼少期の親子関係に大きな影響をうけています。幼少期の子供にとって、親との繋がりや、家族の中での居場所を守ることは生きていくための最優先なのである意味当然のことです。
だから、親に逆らわないようにふるまい、親に気に入られるような子になろうとして
- 良い子になって親を喜ばせる役をしたり
- 優秀な子になって親を良い気持ちにさせてあげたり
- 愚痴の聞き役になって親を慰めてあげたり
- ストレスのはけ口役になって親を安心させてあげたり
親に受け入れてもらうためや、親にとって必要な存在でいる為の自分以外の人間を生きようとして、親から命じられた禁止令に基づく人生を歩もうとします。
この禁止令が様々な生き辛さのもととなり、その人の人生そのものを大きく支配し、人生脚本と言われる自分の人生の設定を強化させていきます。
人は無意識に定めた自分の人生脚本を、その脚本通りに生きています。そしてその人生脚本は、幼少期の親子関係で得たストローク(関り)によって形成されます。
しかし自分がどんな人生脚本を生きているのか、どんな禁止令に基づく生き方をしているのかを気付くのは容易ではありません。
だから心理セラピーで親子関係と向き合い
自分の新しい人生を選ぶのです。
トラウマ体験とは自分一人では向き合えません
強いトラウマ体験を持っている方には、この幼少期の自分の癒しの作業はひとりでは出来ません。必ず安心安全が約束された場所や相手との間で、専門の知識を持った人のサポートが必要です。
また、必要以上のトラウマの再体験は脳や心に対して大きなストレスを起こすことも指摘されており、その扱いには注意が必要と言われています。
Natureでの心理セラピーでは、なるべく緩やかに過剰な負担をかけない方法で感情開放を扱うようにしています。大切なことはクライアントさまの気付きです。その気付きを最優先に、ご自身の感情にゆっくり丁寧に寄り添い、共感していく形で自然な自己受容を促し、クライアントさまにとって出来るだけ負担の少ない緩やかなケアを行うことを大事にしています。
このようなお悩みを抱えている方に
心理セラピーはこのようなお悩みにお勧めです。
- 自分の感情を出すことが苦手
- 自分の意見を言えない(言うのが苦手)
- どこに行っても居場所がない感覚になる
- 人と安心して付き合えない
- 人が怖い(対人恐怖)
- 自分の気持ちが分からない
- 子育てがつらい・子供にイライラが止まらない
- いつも我慢ばかりしてしまう
- 損な役回りばかり引き受けてしまう
- 親と離れられない
- 親の世話がやめられない
- 漠然と死にたいと思っていた
- 不安が強い(パニック障害など)
心理セラピーでは感情を扱います。そのため、セラピー後に過去の感情がよみがえり、一時的に感情が高ぶったり揺れやすくなったり、涙が止まらなくなったりという事が起こることがあります。それらの反応は、感情を取り戻して来た証であり、自分を取り戻す過程で必要な状態です。その際はメールにてサポートしていますので安心してご相談下さい。(ご相談内容はセラピーに関するものに限ります)
心理セラピーの受付の流れ
- まずはお申し込み後にZOOMにてインテークカウンセリングを行います。
- ご相談内容についてお聞きします。
- 今後のカウンセリングやセラピーの方針をお話させて頂きます。
- どのぐらい回数が必要か?今後の流れなど
- 心理セラピーを受けられることに受理頂いた時点で契約成立となります。
- 2週間以内に対面セラピーを実行します(場所は河内長野市内会場)
- 万が一対面セラピーの実施に同意頂けなかった場合は、カウンセリング料10000円を差し引いた差額を返金対応させて頂きます。(振込手数料はご負担いただきます)