心理学を学ぶと必ず出てくるのが、依存症や共依存などの言葉ではないでしょうか。親子共依存や親子逆転、依存症など・・・いわゆる心理用語の王道を走っているのが、この依存症という言葉だと思います。
心理学に興味がある方のほとんどが一度は聞いたことがあるメジャーな言葉だと思います。
ですが、実際のところ、依存症だと分かってもどうしたら良いのか?共依存だとわかってもどう解決して良いのかわからない、という方も多く、表面的な行動だけを止めて何とかしようとしている方も少なくありません。
ギャンブル依存だからパチンコをやめよう、買い物依存だから買い物するのをやめよう、アルコール依存だからお酒を飲むのをやめようなど、表面的な行動を止めることで解決しようとしている方が多いのではないでしょうか。
ですが依存症の問題は、この表面的な行動を止めるだけではかえって問題が悪化する場合もあります。パチンコに行く事をやめたせいで苛々が止まらなくなり、家族や職場の人に当たり散らすようになったり、買い物依存の買い物をやめた後に鬱っぽくなって死にたくなったり・・・
行動を止めることが逆に問題を悪化させるケースも多いのです。
その原因は、依存症には依存症になる心理的な目的があるからです。無意識の中で必要としている何かがあるから、依存症になったり、共依存になったりするという事です。
この無意識の中の心理的な目的を理解することなく、行動だけを変えてしまうのは本当の意味での問題解決にはならず、生き辛さや自分の心の中の渇望感や枯渇感など、未消化のものを残したまま生きることになる為にずっと苦しい人生が続くことになるわけです。
という事で、今回のセミナーでは依存症と愛着障害の関係について。人はなぜ依存症になるのか?
人はなぜ共依存になるのか?について詳しくお話したいと思っています。
依存症とは何か?
ネットで依存症とは?と調べると、このように書かれています。
依存症とは、『社会生活に支障をきたしているのに、特定のもの/行為をやめたくてもやめられない状態』を言います。 代表的な依存症には、アルコール、薬物(違法薬物、処方薬・市販薬)、ギャンブル等があります。
wikipediaより引用
平たく言えば、生活に支障をきたしても辞められない状態になっていることを依存症と診断されるというわけです。ポイントは行為をやめたくてもやめられない状態という所です。
私も昔、ギャンブル依存で苦しんだ過去があるのですが(ここのところは今回のセミナーで詳しく詳しくお話します。笑)、やめると決めてから実際にやめられるようになるまでに、長い年月がかかりました。
何度もリバウンドを繰り返し、リバウンドするたびに自分の意思の弱さを責めて、自己否定を強化するということを何年もしていたのです。
でも今は、全くギャンブルに行きたいと思う事は無くなりましたし、あの頃の感覚も今はもう全く残っていません。不思議なぐらい抜け落ちたのです。
だから依存症の問題はちゃんと解決できるという事です。
依存症と共依存
今回のセミナーでは、人はなぜ依存症になるのか?ということをメインにお話させて頂きますが、実はこの依存症と共依存の問題は深くリンクしていることが多いのです。
それは、依存症の問題も共依存の問題も、根本は愛着障害から発している問題だからです。
だから、依存症になる人も共依存になる人も、多くは自分を殺しながら生きている人達でことが多く、そのことで様々な対人関係の問題も抱えていることが多いからです。
例えば
- 他人の前では良い人をする
- 言いたい事が言えない
- 嫌なことをされても我慢してしまう
- 強いふりや平気なふりをしがち
- 人のお世話がやめられない
- 困っている人を放っておけない
- 孤独になる事やひとりになる事が過剰に怖い
- 自分の感情を感じたり、表現する事が苦手(怖い)
などなどです。
これらの問題の根本が愛着の問題と繋がっている、という事になります。
依存症・共依存の問題を解決する為に
依存症をかかえている人の本当の問題は、、、
そしてそれを解決していくためにはどうしたら良いのか、、、
ここからはぜひセミナーに来て聞いて頂けたらと思います。とても重いテーマではありますが、重いテーマだからこそ楽しく、そしてわかりやすく、お話させて頂きますので、心理セラピーを受けた事もないという方でも安心してお越しくださいね。