セラピーに来られる方の悩みでダントツで多い悩みは、やはり何と言っても人間関係の悩みです。
特に、職場や周りのお母さんとの関係で
緊張していつも人とうまく話せない
他の人のように軽い世間話ができない
など、日常の小さな心のつまずきに悩んでいる人は非常に多いと感じています。
対人恐怖というと大変なイメージがありますが、セラピーでは、毎日の生活の中で感じるような、この小さな心のつまずきも対人恐怖として捉えています。
それは、この一見小さなものに見えるつまづきは、氷山の一角のようなもので、実際はその下には大きなトラウマが眠っていることが非常に多いからです。
人と自然に話せない
人の目を見て話せない
何気ない会話が苦手で出来ない
と言う人達のお話をセラピーで聞いていると、ほとんどの方が幼少期に
親と会話をしてこなかった
親が目を見て話してくれなかった
コミュニケーションも触れ合いもない家庭だった
などの背景を持っていた人が多いのです。
だから常に対人関係に安心感がなく、緊張感を感じながら人と付き合うので、
人が怖い、人が苦手、人を避けたくなるなどの感覚になっていくわけです。
これが多くの対人恐怖(対人関係の悩み)の正体です。
そして対人関係に安心感を感じた事が無かった人ほど、人に嫌われる恐怖が強いため
いつも相手の顔色を見てしまう
言いたいことを我慢してしまう
相手が気に入る事を応えようとしてしまう
嫌なことがあっても笑ってごまかしてしまう
などの行動を取ることが多くなり、ますます人間関係を苦しいものにしてしまうのです。
でも、その嫌われないような良い人をし続ける行動は、結果的に人をどんどん嫌いにさせていくようになります。なぜなら、ずっと自分の心の中に悲しみと怒りと不満を抑圧し続けているからです。
笑顔の下に悲しみや怒りをためて、それをわかってもらえない怒りを自分の中に抑圧していくので、人に対して敵意や怒りを増幅しやすくなり、嫌われないような良い人をすればするほど、人が嫌いになって行ってしまうという悪循環が起きてしまうのです。
その末路はどうなるでしょうか。
答えは簡単です。最後には誰も信用できず、誰とも親密になれないまま、孤独になってしまうのです。
本当は誰よりも孤独が怖くて、孤独が怖いからこそ嫌われないように生きて来たはずなのに・・・
と言うことで。
今回のセミナーでは、対人恐怖が起きる心理的メカニズムと、嫌われない生き方が結局孤独になってしまう理由まで、そしてどうしたら本当の意味で温かく安心した人間関係を築けるのか?というお話をさせて頂きます。
また、いつもご好評いただいておりますオープンセッションも、おひとりさまだけになりますがさせて頂きます。
オープンセッションは、見られた方にも深い気付きが得られること、そして自分だけの悩みではないという同じ空間を共有した者同士だけが感じられる同志感を得て頂ける事、そして解決していける希望を感じて頂けることが最高のギフトです。
ぜひ来て頂いてご覧頂ければと思います。
2月東京1DAYにご参加頂いた方のご感想もぜひ参考にして下さいね