先日と言いましてももう一か月前になりますが、(バタバタ忙しくご報告記事を書けなかったのです)大阪にて愛着障害を克服する方法についてのセミナーを開催させて頂きました。
セミナーに参加して下さる方はほとんど9割の方がリピーターさまで、純子さんのセミナーは楽しい!とか、面白いと言って頂けていつも本当に嬉しいなぁと思っています。
今回のテーマは愛着をテーマにしましたが、好きな人とうまくいかない、関係性が近くなるほどに苦しくなったり、不安になる等の人との親密さについての悩みについて、詳しくお話させて頂きました。
愛着とは深く、一言では語れないテーマではありますが、人間関係の悩みや自分自身の人生の悩みと向き合ううえで避けては通れないものが愛着の問題です。
どうしたら人と親密な暖かい関係を築けるのか
どうしたらありのままの自分で人と関わる事が出来るのか
安心安全の感覚で人と繋がる為にはどうしたら良いのか
多くの人は人間関係の中でこのような悩みを感じている事が多いと思います。
人は、人との繋がりなしには生きられません。社会や友人、家族や仲間など、何かしらの人との繋がりなしには生きられないのが人間の本能です。だからこそ、人との繋がりの問題は様々な生き辛さの原因となり、人生を苦しくさせていくのです。
人と仲良くなりたい、そう思いながらもそれが難しい人達は、幼少期の親との関係で自分の人との関わり方のパターンや、安全を得られる関係性をゆがめて覚えてしまっています。
特に、親に虐待されていたり、親に否定されて育ってきたような人たちは、人に近づかない事、人を信用しない事が安全な関係性であると幼少期に学ぶため、大人になると親しくなりたい相手にほど警戒心が生まれ、近づきたいのに近づけないというジレンマに苦しむようになります。
そうしたパターンは自分では無自覚の中で選んでいるため、どうしたら良いのか分からず自分の性格の問題なのかとか、努力が足りないからなのか、などと自分を責める人も少なくありません。
でもほとんどの場合は、性格の問題などではなく。人と温かく繋がる経験を出来なかった幼少期の家庭環境が原因であることがほとんどです。個人の問題ではない事が多いのです。
だから、愛着の問題を解決していくと、自然に人との関わり方が代わり、あたかも自分の性格が変わったかのように楽に人と付き合えるようになるという事が起きるのです。
今回のセミナーではその自分の愛着のパターンを知る事で、自分を受け入れて理解を深めていくこと、そして心地いい人間関係を築く為にはどうしたら良いのか?ということをお話しをさせて頂きました。
そして今回も皆さまの中でおひとりだけになりますが、オープンセッションをさせて頂きました。
オープンセッションは出て頂く方はもちろん気付きと感情の開放で癒しが起こりますが、実は見ている方達にも大きな癒しと気付きが起きるのです。それは人間の持つミラーニューロンの作用のおかげなのですが、見る事で気付きや癒しや感情の開放が起きるため、見て頂くだけでも得られるものは非常に大きいのです。
今回も皆さまに沢山の気付きを得て頂ける、良いオープンセッションになったかなぁと自負しております。
今回、オープンセッションに出て頂いたクライアントさまの出されたテーマも、まさに愛着(生存)に関わるテーマで、見て頂いていた方からも、とても感動した、共感した、応援したくなったと沢山のご感想をいただきました。
以下に今回ご参加頂いた皆さまからのご感想の一部を紹介させて頂きます。
まだまだ沢山のご感想を頂いたのですが、ページの都合上すべてをご紹介できず申し訳ありませんが、これから参加をご検討頂く際のご参考になれば幸いです。
ご感想
匿名希望様
愛着は大人になる為に、健全に生きていく為に絶対に必要なものだと思った。兄弟の関係の問題を取り扱うセッションだったので、自分の悲しみや怒りや寂しさに改めて気づく事が出来ました
初めて他の方のセッションを見学させて頂きました。
クライアントさんの気持ちを想うと涙が止まりませんでした。
どんなに怖かったか、どんなに寂しかったか、そして最後は自分も癒されました。
私も自分の子供たちに同じ事をしていないか、心の中に不安が駆け巡りましたが
もう一度、自分の家庭や人間関係を再構築しようと思いました。
ありがとうございました。
セラピーを見て、自分の劣等感に囚われて他人に関わる事を避けてきましたが
他の人にも辛い子供時代を通ってきた体験があるんだなと思い
表面的な顔だけで判断して人と接する事をしないようにしようと思いました
R.M様
岡田先生の本も、いくつか読んだのですが改めて読み直して前に進めていきたいです。
オープンセッションを見ていて、親に助けてもらえなかった惨めさや絶望が、
自分がセラピーをして頂いた時と似ているなと思いました。
今までは感じることを避けてきましたが、おかげで感じられるようになりましたし
感じても大丈夫と思えるし、かくさないで真正面で感じると強く決意出来るようになりました。
今日もセミナーをありがとうございました。
匿名
幼少期の親子の関りが、今起きている問題にすごく関係していることや、私が不安型愛着障害で依存をしていることがわかりました。
親に対してあまり大事にしてもらってないとは思ってなかったけど、リトリーブで勉強して
私の生き辛さの原因がわかり、純子さんの1DAYで色々勉強させて頂いて、自分を知ることで
自分の癒しが進んで、少しずつですがよくなっている感じがします。
ありがとうございます。
匿名様
今まで取り扱った事がないテーマを、と思ってセッションを受けましたが
完了していない問題は無視せず向き合わないと次へ進めないんだなと学びました。
以前に比べて感情は感じられてきていますが、まだ感情を消す癖が残っていて
体感して【この感覚だ】と理解することが出来ました。
私は親たちとは違う、と境界線を引けて親たちの生き方も尊重するけど、
自分は違う生き方をすると決意する事が出来ました。
本当にありがとうございました!!
匿名
愛着障害は自己愛の傷つき。ここで泊まっていると幼児退行や自己愛になる(◎_◎;)
改めて愛着障害はふかーい問題だなとつくづく思いました。
そして克服するためにという言葉が心に残りました。
改めて相手の気持ちや思いを巡らせることの大切さも学びました。
ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございましたヽ(^o^)丿
次回のセミナーは、大阪では7月7日(日)に対人恐怖についてのテーマで行います。
なぜ人が怖いのか、対人恐怖の問題の本当の原因とは何か?そして、解決していくためにはどうしたら良いのか?などなど・・・セラピーの現場でのリアルな話しや、私のリアルな話し(笑)をたっぷりお話しながらお伝えする予定です。
ぜひぜひお越しくださいね。