セラピーを受けて頂いたクライアントさまからのご感想を掲載させて頂きます。
こちらのクライアントさまは、3年ほど前から数回にわたり、カウンセリングとセラピーを受けにきてくださっていました。
そして先日が5回目のセラピーだったのですが、とても感覚が楽になられたとのご感想を頂きましたので、これからセラピーを受けようかなと検討される方のご参考になれば、と掲載させて頂きます。
掲載にご了承頂き、ありがとうございました。
喜多村様
いつもお世話になっております。
五回目のセッションで、初めて清々しいとか、気持ちが前向きになりました。
両親が身勝手という以前に、振り回されすぎていたんだなと自分が変わる方が楽で早いので、一区切りつけられました。
今回のセッション以前は每日元家族への恨みがひどく、インチャワークをして一生懸命自分を納得させていましたが、今はそんな考えが思い浮かぶ事がほとんど無くなりました。
娘達への反応(羨ましいなあとか、ワガママだなとか)も気がつけば無くなり、反抗期の生意気言われてもサラッと流しています。
喜多村さんに繰り返し愛着を入れてもらわなかったら、こうも怒りや恨みが減っていないと思います。
確かに自分一人でどうにか出来る問題ではない、と腑に落ちます。
頭で納得させようとずっと頑張ってきましたが、別の誰に助けてもらわないと愛着は築けないのだと分かりました。
安定した夫のおかげで結婚後は誰かに追いかけられる悪夢は見なくなりましたが、セッション後はほとんど夢を見なくなりました。
直後の報告は以上になります(笑)
また、分からない事があったり相談してもらいたい事ができたら、助けていただきたいと思います。
五回目にしてハッと頭をクリアにさせてもらったような、目が覚めたような、気が軽くなれました。
本当にありがとうございます!
このクライアントさま(仮名A様)は、
何をやるにしても、何を考えるにしても、私の場合は『自力でなんとかせねば、誰も助けてくれない』と体に力が入って、無駄に緊張して疲れていました。
と言われていました。
幼少期に母親から疎外され、いじめられ、しかもA様の場合は兄弟からもひどい暴力を受けており、トラウマが複雑に絡んでいる、まさに虐待サバイバーのような方でした。
A様のように、幼少期に家族から虐待を受けてきたり、兄弟や親から暴力を受けてきた人たちは、身体をゆるめて安心させるということが出来ません。
なぜなら、身体をゆるめて安心させてしまうことは、自分の油断に繋がり、いざという時に対処できなくなると脳が信じている為です。
だから、簡単にいえば、常に頭の中でアラートが鳴っている状態ということです。
だから当然ですが、トラウマを抱えている人達は精神的な疲労だけじゃなく、身体的にも疲労をずっと抱えているという人が非常に多いです。
身体が疲れやすかったり、肩こりが治らなかったり、寝ても疲れが取れなかったり、悪夢を見たり、どこにいてもソワソワと落ち着かず、動悸や不安がおさまらない、歯の食いしばりがとまらない、という方もいました。
それはそれだけ、ずっと過緊張の中で生きて来たからです。
安心できない環境の中で、自分を安心させられない状況の中で生きて来たから、その過緊張状態がずっと終わらないまま続いているからです。
だから、セラピーでトラウマを扱う時は、この終わらない過緊張状態を終わらせることが非常に重要になってきます。過去を過去として終わらせる、きちんと脳にその終わった感覚を入れてあげる事で、今と過去を切り離した感覚で生きられるようになっていくからです。
過去から未来へ、自分の意思と力で動き出せるようになるためです。
その時に、愛着のワークを使うのです。
愛着とは人との絆を作るベースのものとして言われますが、同時に、人を信じる能力ともいえると私は思っています。人は相手を信用していなければ、安心して繋がることは出来ないからです。
信頼感と安心感、愛着は連動して動くものです。
人は自分を傷つけたりしない
困った時には助けてもらえる
自分だけでひとりで頑張って生きる必要はない
その人間そのものへの信頼感と安心感が心の中で納得感と共に入れば、人は自然と変化し始めます。
今回、ご感想の掲載の許可を頂くメールをお送りした際に、A様からはこんな言葉を頂きました。
喜多村さんには、毎回時間オーバーしても見捨てずに手を差し伸べてくだる信頼感と安心感を私に入れていただきました。
だから私は、この言葉を見て、もうきっとA様は大丈夫だなと思いました。
これからは、ご自身の中で受け取った温かさを大事にして、これからご家族ともっと幸せで温かな関係性を築いていかれるだろうなと。本当に良かったなと思います。
A様、このたびは本当にありがとうございました。これからも、また困った時にはいつでもご相談下さいね。これからも応援しております!
トラウマや対人恐怖や、対人不安など、愛着に関する悩みや問題解決はひとりでは限界があります。まずは人に頼ること、助けてもらう体験をする事が必須です。
こちらの記事を見て自分にも心当たりがあるなぁという方は、いつでもご相談下さいね。