【ご感想】ものすごく、生きるのが楽になりました

こちらは少し前に単発の心理セラピーを受けに来てくださったクライアントさまからのご感想です。
遠方から勇気を出して来て下さったのですが、セラピー後に本当に楽になったとご感想を頂きました。

これからセラピーをご検討頂く方の参考になりましたら幸いです。K様、掲載にご了承頂きましてありがとうございました。

梅雨時の空気感から、4月の新緑の空気感に変わった感じです

こんにちは。大変遅くなりましたが個人セッションの感想をお送りします。

何度も受けていた感情解放セッションでしたが、今回は私の心の動きをきめ細やかに捉えていただき、自分の心の奥底に何重にも鍵をかけて封印していたパンドラの箱を開けることができました。

エンプティーチェアを展開してもらい、もう一度親戚、家族全体の関係を視覚から捉えることができました。

自分の中では母に対して怒りよりは愛してもらえていなかった悲しみの方を初めて感じました。
大嫌いだったので、悲しいなんておもってもみなかったです。私は悲しかったんだとつくづく感じました。

また小学3年生の時の犯罪に巻き込まれた後、繰り返し大人から言われた「忘れてしまいなさい」と言う呪いの言葉が頭の中でありありと鮮明に浮かびました。
また、事件のすべてを受け止めると、自分の精神が壊れてしまうから、大人になるまで記憶から消していたんだと言うこともわかりました。

小さなピースを一つ一つ理解してつなげていくと、心の中が見えてがく然としました。セッションが終わりそのまま高熱が出て、学校に復帰できたのは数日後でした。

学校での勤務は私がなんとかしなければいけないと言う気持ちには全くならず、子供たちの動きをふーんと眺めている状態でした。
一週間も平気で休みをくださいと言えた自分にもびっくりでした。
私が何とかしなければこの子たちのために、と言う気持ちが抜けたように感じます。

毎日繰り広げられる事件を気楽に見て家には持ち帰らないという感じです。娘からは大阪から帰ってきたら心がざわついて感情的な感じになるんだろうなぁと思ってたけど、お母さんなんだか落ち着いて肝が座った感じだねと言われます。
10年前の10日間セミナーは帰ってきたら毎回、大荒れだったのになあと笑います。

何かあると私の責任とか失敗しないようにしようと、いつも慎重に動いていたのが、外れた感覚です。体が楽です。

私には夢があります。ハンドメイドの作品をネット販売することです。絶対できるわけない、私なんてと踏み出せずにいましたが、思い切ってインスタを開設しました。自分の思う美しさや楽しさを手芸品に乗せていきたいなと思います。

今までは人のために作るのには完璧でなければいけないと思い、手が出せなかったのですが、楽しんで芸術品を作っております。私の作品で喜んでくれる人があるはずという自信がわいてきたって感じでしょうか。
心が軽くなったというのが実感です。

最後に近所に住む高齢の母のことですが、私はこの何年かは母を見て腹が立つことがあると、感情をだせているし、気持ちのいい老後を過ごしてくれたらいいなと、買い物や話し相手を努めてきました。

セラピー中にも話しましたが、「昔、あなたに八当たりをしてごめんなさい。」と最近は謝られことが続いてました。

セラピー後、母に会いにいった時、また、怒りのエネルギーがわいてくるのかなあと思ってました。母の顔を見ても、心がざわつかなかったです。
母から、まとわりついてくるようなエネルギーを全く感じなかったです。

普通に会話をして、ケラケラ笑って買い物を手伝って…を繰り返しております。不思議な不思議な気持ちです。言葉ではうまく表現出来ないですか、梅雨時の空気感から、4月の新緑の空気感に変わった感じです。
ものすごく、生きるのが楽になりました。

ありがとうございました。

思い切って大阪まで行ってセラピーを受けた自分を褒めてあげたいです。
そして私は人生の罪人ではない、犯罪者でもないです。

あとは、セッションは必死だったので、何のビリーフが外れて、何が起きたのかよくわってないです。今までだったら、そこを分析して、確認しないと気がすまない私だったのですが、うまくいって、私が軽くなったんだから、もういいじゃないかと思ってます。

ありがとうございました。感謝です。

嬉しいご感想を本当にありがとうございました。

セラピーの内容に抵触してしまうので詳しくはお話出来ませんが、Kさまは幼少期に大変つらい経験をされ、その経験の心の傷がずっと癒されないまま今まで生きてこられました。

傷を負ったのは子供時代の自分自身なのに、その傷を負うような目に会ったのは自分が至らないせいだと親に責められたため、本当の気持ちを感じる機会を失ってしまったのです。

これは、いじめやレイプなどの被害に逢われた方に多いのですが、こんな目にあったのは私が悪いからだ、こんな目にあったのは私があの道を通ったからだ、こんな目にあったのは私が・・・・と、自分が被害に逢った原因が自分にあるように感じて、自分を責めてしまうという心理です。

こうした背景によくあるのが、周りの人からの間違った言葉がけです。あなたにも問題があったんじゃない?という言葉や、いつまでも気にしない方が良いよ、等の言葉です。

こうした言葉がけを聞き続けると、傷ついた人たちは「いつまでも気にしている私が悪いのかもしれない」「こんな風に感じている自分が悪いのかもしれない」と、だんだん自分を責める思考へ向いてしまいます。

これを心理学用語では反転というのですが、本来出すべき怒りを外に出せず、飲み込む状態から起きる心理状態です。これが続くと、鬱や引きこもりや、パニック障害などになったりするのです。

怒りの抑圧は自分自身の尊厳を守る力を奪っていきます。

嫌なことを嫌と言えない、人から粗末に扱われる、自分のやりたい事や意思を優先できない、等の様々な問題を引き起こしていきます。

だから、トラウマを終わらせるためには、自分が受けた扱いや事件や出来事に対して、きちんと正当な怒りを表現させてあげる事が必要なのです。

しかし、トラウマがある人たちはその怒りを出す事自体が出来ません。感情を出したらもっと恐ろしい目に会うと身に沁みついているからです。だから、傷ついたトラウマの開放には、私には味方がいるという感覚が必要なんです。私はひとりじゃない、守ってくれる人がいる、一緒に怒ってくれる人がいるという感覚を身体に信じさせてあげることです。

そうして私が悪い訳じゃなかったんだ!という心底からの怒りを感じ、不当な扱いと戦うことができれば、自分の手で過去のトラウマを終わらせ未来に向けて生きる力を取り戻せるようになります。

トラウマの解決にはこうした心の仕組みを熟知した専門家の手が必要です。ぜひ、この記事を読まれた方が、いじめや性的虐待など、トラウマをお持ちの場合はいつでもご相談頂ければと思います。

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